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ロマンス  108分

「私の恋人は兄だ」衝撃的な告白から始まるこの映画は、これまで描かれてきた兄と妹の恋愛を女性の目から映したものだ。夢野久作の『瓶詰の地獄』を兄ではなく妹の視点で­見たら、どうなるか?重いテーマをエリック・サティの『あなたが欲しい』にのせて、タブーに挑む。広い世界へ

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受賞歴

  • 第21回函館港イルミナシオン映画祭
    オフィシャルセレクション

解説・ストーリー

【Story】
市川翠(すい)28才。十年間、実の兄である舜と恋愛関係を続けている。そのことは、友達の瑞穂をはじめ、誰も知らない。兄は母・絢子と暮らしている。ある日、音信不通だった父・惇(まこと)から一冊の本が届く。その本『瓶詰の地獄』が二人の関係や周囲に波紋を起こしていく。そして、彼女は思い出す。夏越の祓。あの日、あの川に流したものは何だったのか。流しても流しても流しきれなかったもの、それは・・・

【Director's Note 】
「私の恋人は兄だ」衝撃的な告白から始まるこの映画は、二世代に渡る兄と妹の近親相姦を女性の目から映したものです。また、閉じられた世界で生きてきたひとりの女性が自分の足で開かれた世界へ歩いていく話でもあります。
そして、この作品のテーマは、冒頭で語られる詩の「見し人の形代ならば身に添へて 恋しき瀬々のなでものにせむ」(その人がなくなった恋人の身代わりになるのなら、手元に置いて慈しもう)の「形代」と「身代わり」でもあります。流しても流しても流し切れずに何度も戻ってきては、また流され戻ってくるような想い。それは穢れや罪なのかもしれない。それでも穢れや罪なのではなく、そういうものとしてあり続けてもいいのではないかという肯定と願い。愛の物語です。

【Comment】
◆ラブストーリーより血の濃い家族ロマンスには、蝉の音がよく似合う。 丸尾末広(漫画家・イラストレーター)
◆「作家は処女作に向かって成熟する」。大原とき緒監督の『ナゴシノハラエ』はまさに成熟するに値する希有な作家性がつまった処女作だと思いました。荒削りだけど、目が離せない。作り手の世界観が抜け落ちたピカピカの既製品よりも、監督のサインがゴリゴリッとスクリーンに刻み込まれた『ナゴシノハラエ』のような手作り品が僕は好きです。虚実の迷路の果てに、水と空気の匂いがピンと張りつめた時間にたどり着く。映画っていいなあ。 深田晃司(映画監督)

情報

監督: 大原とき緒

プロデューサー: 大原とき緒、土山壮也、movies label will

脚本: 大原とき緒

出演者: 薬袋いづみ/土山壮也/神月叶/小口美緒/大久保千晴/横田創/毛利浩秋/野口有紀/こもだまり/大原とき緒

ロケーション: 東京近郊

音声: 日本語(英語字幕付)

2014年 / 108分

公式サイト: http://www.songriver-p.com/nagoshi/

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